担当:都筑 大樹
題目:KdV方程式に対するDVDM(Discrete Variational Derivative Method)の適用
概要:
方程式が持つ「構造」を離散化したあとも保存する数値解析手法が存在し、これが有効であることが広く知られている.これは常微分方程式の数値解析から始まった流れであるが、偏微分方程式に対しても限定的ではあるものの応用できる。DVDM(Discrete Variational Derivative Method)はそのような手法のうち、変分構造が保存されるようなスキームを提案するものである。
非線形偏微分方程式として知られるKdV方程式に対しての適用は以下の文献にてされている。本発表ではKdV方程式に対する適用例からDVDMを解説し、それによって得られた知見を取り上げる。
参考文献:
[1] Y.Miyatake. Structure-preserving numerical methods for nonlinear partial differential equations. Master’s thesis, University of Tokyo,2012.
[2].Y.Aimoto. A Local Discontinuous Galerkin Method Based On Variational Structure.
[3] Daisuke Furihata and Takayasu Matsuo. Discrete Variational Derivative Method. A Structure-Preserving Numerical Method for Partial Differential Equations.