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3Dプリンタを用いたテラヘルツ領域対応メタマテリアルの作成

担当 : 都筑 大樹
題目 : 3Dプリンタを用いたテラヘルツ領域対応メタマテリアルの作成

概要 :
 昨今の製作技術の発展により人類はこれまでよりもより微細かつ複雑な幾何形状を有した構造を実現することに成功してきた。
 そのような構造を周期的に組織させることでできる構造物は光学的に興味深い応答を示すことが確認されており、その一つに巨大旋光性をあげることができる。一般にカイラルな構造を有している物体(水晶)に光を照射すると旋光現象を確認できるが、それよりもはるかに巨大な旋光性を示すメタマテリアルを人の手で生み出すことができる。特にテラヘルツ領域に対応できるメタマテリアルの安価で大量の生産は技術の更なる発展に大きく貢献するものと期待される。
 今回、そのようなメタマテリアルを五神研究室が製作している3Dプリンタを用いて実現し、それに対して行ったシミュレーションの結果を中心に説明する。

[1] 光硬化樹脂の基礎 http://www.thagiwara.jp/rp-resin/rp-tech/rp_tech1.html
[2] 小西邦昭、五神真 「平面カイラルメタマテリアルの旋光性」 (日本赤外線学会誌 Vol.24 No.1 2014.8)